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[コメント] 2017-01-25 11:51

No.73 ふるさとの宝物 第174回 南樺太の石器

ふるさとの宝物 第174回 南樺太の石器

 当館の風韻堂コレクション(大高興氏寄贈)には、船木鐵太郎氏(1893~1955年)が収集した南樺太の石器22点がある。資料には「宗仁」「北モシラ」など採集場所が明記されている。石器は続縄文文化期~オホーツク文化期(1世紀~12世紀)のものと推測される。
戦前、日本領であった南樺太には、新天地に夢や希望を抱いて青森県からも多くの人々が向かった。黒石市出身の船木氏もそのひとりである。船木氏は1921(大正10)年に小学校教諭として当地に赴き、教員の傍ら、発掘調査や考古資料の収集にまい進した。
終戦後、本県に引き揚げる際には資料を家族で手分けして持ち帰っている。このうち758点は1962(昭和37)年に弘前大学に、その後に出てきた22点が当時黒石保健所長だった大高氏に寄贈された。
実は、これらは大陸文化が沿海州からサハリンを経由して北海道に至る北方ルートを考える上で重要な資料であったが、氏の業績と共に長らく知られていなかった。
平成に入ってから、当館や北海道の研究者によってその功績が明らかとなった。船木氏の死後40年後のことである。現在、船木氏は南樺太考古学の先駆者のひとりであり、北方考古学の扉を開いた研究者として高く評価されている。

写真:船木鐵太氏が収集した南樺太の石器

投稿者:学芸課 杉野森淳子

[コメント] 2017-01-26 11:13

No.74 郷土館写真散歩―その8―シリーズクローズアップ_4

郷土館写真散歩―その8―シリーズクローズアップ_4

これは何の動物でしょう?




正解は郷土館の自然展示室へGO!

投稿者:彷徨う学芸員

[コメント] 2017-02-03 09:43

No.75 郷土館写真散歩―その9―変わらぬモノ_1

郷土館写真散歩―その9―変わらぬモノ_1

千年 変わらぬモノがある。









どちらも展示中。
どこにあるかは郷土館で探してね。

何に使うモノかは、
この掲示板の記事ID49へ。

(写真 上:当館所蔵 近代~現代
    下:蛍沢遺跡出土 平安時代 青森市教育委員会蔵)

投稿者:彷徨う学芸委員

[コメント] 2017-02-06 13:20

No.79 ふるさとの宝物 第179回 岩木山神社の守り札

ふるさとの宝物 第179回 岩木山神社の守り札

 全国の珍しい神社祭式の調査報告書『官国幣社特殊神事調』が1941(昭和16)年に刊行され、本県では岩木山神社の七日堂神賑祭(なのかどうしんじんさい)が記録された。その概略は次のとおり。
 俗に七日堂、古くは修正会(しゅうしょうえ)と呼ばれ、旧暦正月七日に執行する。「寒威凛烈なるをも意とせず」(身にしみる厳しい寒さもなんのその)、老いも若きも拝殿に座り、柳の行事、神印行事、三拍子の行事、散米の行事などに参列する。津軽地方の農作は、七日堂により占うのが古来からの習俗となっている。そんな内容である。
修正会は、年始めの厳粛な祈祷(きとう)行事で、奈良の東大寺などでは平安時代から行われたとされる。
 岩木山神社の七日堂は、現在も先例にならって継承されていて、神職や役を務める人は、行事前の数日間精進潔斎をするという。
写真は、神事に用いる柳の木を稲穂のようにするため、枝に結び付けられる守り札である。この行事は、猿賀神社(平川市)、鬼神社(弘前市)の同行事とともに、「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」として、平成21年に国の選択を受けた。ちなみに今年の旧暦1月7日は2月3日。

※ この記事は2017年1月12日付け東奥日報朝刊に掲載されました。

投稿者:学芸課長 古川 実

[コメント] 2017-02-15 09:42

No.81 ふるさとの宝物 第181回 亀形土製品(風韻堂コレクション)

ふるさとの宝物 第181回 亀形土製品(風韻堂コレクション)

 この原稿が掲載されるのは正月気分もとうに失せた頃になるはずだが、一応、1月のうちということで縁起物につながる名称をもった資料を紹介したい。
写真の資料は、南部町の寺下遺跡で出土したもの。やや楕円形で、両面が凸レンズ状に膨らんでおり、中空になっている。全体の形はなるほど亀に見えなくもないが、「うーん・・・」と唸りたい気もするし・・・。
縄文時代晩期の東日本に広く分布し、なかには人面が表現されているものもある。この資料も上部に二つの楕円形があり、貫通孔とあわせて簡略化された目と口の表現と考えられる。
このような表現は扁平な板状の土版・岩版にもみられるので、これらと類縁のものと考えられ、なんらかの呪術性を帯びた道具だろう。
やむを得ないことではあるのだが、考古学者は用途のわからないものを「○○状(または形)」の名前で呼ぶことが多い。「考古学者、見てきたような嘘をいい」である。

※ この記事は2017年1月26日付け東奥日報朝刊に掲載されました。

投稿者:学芸課 中村 哲也


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