ふるさとの宝物

日本刀無銘(伝備中古青江貞次作) |ニホントウムメイ(デンビッチュウコアオエサダツグサク)

分野:歴史


展示の有無:先人展示室(2016年5月18日までの予定)

時代:中世

所有者:青森県立郷土館

サイズ:72.8

文化財指定:県重宝

受入番号:1906‐1-0


青江は備中国青江(岡山県倉敷市青江)に在住した刀工の一流派で、鎌倉時代前期を下らないものを「古青江」と呼び分けています。祖の貞次は後鳥羽上皇の番鍛冶の一人に選ばれたといわれており、貞次家は青江の刀工の中での名門で、鎌倉時代初期から南北朝時代にかけて同銘が何代か続きます。本品は、姿が細身で反りが高く、直刃調の小乱れ刃といった古青江の特色がよくあらわれています。長さ73.9cm、反り2.8cm

日本刀無銘(伝備中古青江貞次作)
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