縄文式土偶 分野:考古 展示の有無:第8展示室 時代:縄文時代晩期 所有者:青森県立郷土館 遺跡所在地:三戸郡三戸町八日町(八日町遺跡) 文化財指定:県重宝 風韻堂分類番号:543-6-110 受入番号:543‐1361-0 風韻堂コレクションのうちの一点です。両足を欠失する以外はほぼ完全な形が残っています。現存する高さは約20cmで、これだけ大きな土偶があまり壊れずに出土するのは珍しいことです。胴部には全面唐草風の曲線的な文様が展開します。頭部には粘土を波状に貼り付けた装飾があり、頭頂部は開放され中空である事がわかります。乳房の表現があり、腹部は大きくふくれていますから、妊娠した女性を表したものでしょうか。腹部中央にはヘソの、背面には肛門の表現かと思われる孔があいています。亀ヶ岡遺跡出土の遮光器土偶に比べると、どことなく緩い表情をしているようにも見えます。 ※画像をクリックすると拡大表示されます。 検索結果一覧へ戻る