収蔵資料検索 詳細 ヘルプ


分野民俗
資料名サンスケ
受入番号11-1-0
展示の有無展示なし
画像サンスケ画像(img00001.jpg)
画像(追加分)
資料解説 木の伐採や運搬など山仕事をする人をヤマゴといいました。作業する際には何人かの集団で行いますが、その時に12人出掛けると山の神の怒りにふれ、誰かが怪我をしたりすると信じられていました。12人になってしまう場合には人形を1体つくって13人だということにしました。この人形をサンスケといい、山に持っていって山小屋にかけておきました。
下山の時はそのまま小屋に置いてきます。
 このサンスケの風習は津軽地方にみられるものです。この旧平賀町小国(現平川市)のサンスケはワラ製ですが、他の地域では木製のものが一般的です。そのほか、紙に人物を書いたり、ワラジを代用したり、槌の形のものなど地区によって人形の材質や形が異なっています。
 また、小国ではこの人形と同じものをボーノカミという行事の時にもつくって用いたといわれます。ボーノカミは集落のはずれに人形を立てておく魔除けの行事です。
 大きさ 長さ55 幅15 高さ54.5 (cm) 
文化財指定
制作年代昭和45年8月
使用年代昭和20年代にあったのを記憶している
材質ワラ
採集地南津軽郡平賀町大字小国(現平川市)
使用目的マジナイ(山の災難除け)
使用方法山仕事の時、12人出掛けると怪我をするといわれ、サンスケをつくり13人とする。山小屋にかけておく。下山の時はそのまま小屋に置いてくる。
サイズ55.0cm(L)・15.0cm(W)・54.5cm(H)
備考製作者:比内多作
記事:この人形と同じものをボンのカミの時にも用いる。又はモミジ柳でつくったカタナを2本さしたものを2体つくって紀る。その時は半紙に顔を書いておく。
村の上下に太鼓をたたいて持っていく。(ボンのカミの時)シトギを作って持っていく。 形状:人形