ふるさとの宝物

アオモリムカシクジラウオ

分野:自然


展示の有無:展示なし

時代:新生代新第三紀中新世

所有者:青森県立郷土館

サイズ:15×15

学名:Miobarbourisia aomori Fujii, Uyeno and Shimaguchi, 2007

採集地:青森市荒川上流

受入番号:491‐1-0


1970年(昭和45)に青森市の荒川上流で発見された深海魚の化石です。保存状態が良好で細部まで観察でき、クジラウオ類のアカクジラウオダマシ科の新種として2007年12月に発表されました。発見された地層は1500万年前のものと考えられており、当時は深海の環境であったことがわかります。本標本はクジラウオ類初の化石であり、このなかまの進化を探る上で大変重要な標本です。クジラウオ類にはさまざまな姿をしているものがいますが、小さな目と大きな口をもつ頭部がクジラに似ていることから、このように呼ばれているようです。

アオモリムカシクジラウオ
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